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x=g(t) の関係に置換したとき,
【不定積分】
【定積分】
(ただし,g(α)=a, g(β)=b)
となる.
ここを参照のこと.
置換積分の公式は合成関数の微分の公式に対応するものである.
関数f(x) の原始関数の1つをF(x) とすると,
F′(x)=f(x) ・・・・・・(1)
∫f(x)dx=F(x)+C (C :積分定数)・・・・・・(2)
の関係がある.
また,x=g(t) の関係があると, 関数F(x) は,
F(x)=F(g(t)) ・・・・・・(3)
となる.F(g(t)) を変数t で微分すると,合成関数の微分より,
{F(g(t))}′=F′(g(t))g′(t) ・・・・・・(4)
両辺を変数t で積分すると
∫{F(g(t))}′dt+C=∫F′(g(t))g′(t)dt (積分定数C を左辺にまとめて入れている)
F(g(t))+C=∫F′(g(t))g′(t)dt ・・・・・・(5)
g(t)=x を(5)の左辺に適用すると,
F(x)+C=∫F′(g(t))g′(t)dt ・・・・・・(6)
(1),(2)を(6)に適用すると,
∫f(x)dx=∫f(g(t))g′(t)dt
となり,置換積分の公式が得られる.
あるいは,x がt の関数であると考えると,
dx=dxdtdt
であるので,簡単に置換積分の公式が得られる.微分形式を参照のこと.
定積分において,積分範囲はxがa→b に変化するとき, t が α→β に変化するので,積分範囲を変更する必要がある.
最終更新日: 2024年5月17日